何かにハマると明け方まで調べてしまうときがある極端な人間のやすです。直近では”崎山蒼志くん”の新曲”燈”に夫婦でハマっています。彼がオーデション番組に出た当時、なんだこれは?!とびっくりして、彼の歌っている姿を夢中で漁りました。

気づいたら朝になっていました….。
今では呪術廻戦の主題歌に抜擢される活躍ぶり。僕自身もこうやって発信しはじめて、改めて気づく彼のすごさ。何か一つのことに没頭してる事に憧れをもちつつ、僕は諦めの良さが売りかもしれません。今日は、4年半続けたボルダリングを辞めたシェアです。
この記事の結論:長年続けた趣味を辞めるのは大きな決断です。私の場合は人生のターニングポイント。”受け身の人生を、攻めの人生にするための撤退”でした。執着しているものを手放すと生活の質が上がる可能性が大いにある。実際に質が上がりました。
ボルダリングを始めるきっかけ。

きっかけは、昭和的な働き方をして運動習慣が無くなり3年が経過したころ、1年のうちに体重が10kg以上増えた経験があります。以前は定期的に5~10kmのランニングを習慣にしていました。増量後に走ってみると、「心臓がキュッとする感覚」がありました。実際にキュッとなったかは定かではないものの、すごく痛いし怖い。恐怖でした。軽やかに走れるまでに戻るには、根気がいるし、意志力も必要。改めてランニングを趣味にできる自信はありませんでした。メンタルの懸念と、あの「心臓がキュッとなる感覚」が怖すぎて、走らないで運動になるスポーツを探し、行き着いたのがボルダリングでした。
趣味の最初は超楽しい。

ボルダリングのやり始めは、想像以上に上手くいかない。軽やかに登る常連さんを見て「なんであんなに登れるんだ?」と悔しい思いをしました。登れば登れるほど筋肉痛を予感させる疲れを感じ、ボロボロになる指先の痛みが新鮮でした。思い通りにできないけど、楽しく運動になっている!頭と身体を使う新感覚でした。通えば通うほどステップアップするし、みるみる成長する。2年ぐらい取り組んでいると、体つきも変わってきます。普段は関われない職業の人とつながる機会もあるし、いい事しかありませんでした。
他人からも、一目置かれる趣味に昇格。

もう、すっかり自信を持ってこれが趣味です!といえる状態のころ、知らない人に共有すると「ボルダリング?すごいね!」という反応が返ってくるので、余計に自信になっていました。実際に外の岩も登っていたし、指はカッチカチだし、自分でも誇れる前腕や背中だったし。
メンタルのよりどころになっていた。だけど….

激務に耐えている時、ボルダリングが心の支えでした。おかげで、会社を辞めずに、精神科にもかからず、どうにか首の皮一枚つながった感覚でした。趣味としてボルダリングをやってて本当によかったなぁと思うわけです。仕事でメンタルが追い込まれると、登る。休日も登る。気づけば、仕事か、クライミングかの生活になっていました。ある程度成長すると、通う事が当たり前で、新鮮味が無くなります。1日でも休むと弱くなるかも…と謎の強迫観念にかられていました。もっと上手くなりたいけど、伸び悩む。楽しさが少なくなり、義務感に変わって、ふと、周りの常連を見ると、みんなキラキラした顔でのぼっている。日本中の岩を登りにいったり、世界の岩に登りにいったり。自分と比べると、めちゃくちゃエネルギッシュに見えました。続けてはいたものの、違和感がありました。
違和感に気づいた頃はちょうどコロナの時期で、就業先の会社では計画休業が導入され一時的に収入がダウン。見通しが立たない不安の中、出費がかさんでいる事実に気づきました。毎月ボルダリングにかかっていた支出=固定費を削減する目的もあり、辞める事に対して前向きに検討していました。
結局、4年半続けたボルダリングを辞めた。

当時のやりたいこと100個を書いた一つに、エネルギッシュに生活したいという項目がありました。そのためにはどうしたらいいんだろう?このままじゃダメだ。と思い、それまで心の支えだった、いい習慣を辞める決心をしました。辞めた理由はこんな感じ。
・時間がかかる。
夢中になって登るとまとまった時間必要 平日3 時間/1回 休日は4〜5時間/1回 3〜4回/4週
通うためにかかる時間 平均45分/1回
・固定費がかかる。
月パスで約1万円以上、 交通費、 食費(おなかが空いていると登れない、登ったあとの買い食い)、身体の修復のため飲むプロテイン、外岩にかかる交通費など約1万円/1日
・消耗品
シューズ 1.5〜2万円/1足
少なく見積もって年間で25〜30万円かかっている計算でした。
費やす時間は9時間/週、432時間/年
費やしている時間=その人を創る

プロではないにしろ、ボルダリングの人でした。費やした時間がキャラクター・個性になる。そう考えると、当時の私は人生を変えたいと思っていた時期。ボルダリングの人として認知されたいわけではありませんでした。ボルダリングに費やす時間は、少なく見積もっても、9時間/週、432時間/年を使うので、これを何か他の事に時間をつかい、人生をより良いものにできないだろうか?そんな実験を思いつきます。そこで私が採用したのがそれまで一切読んでこなかったビジネス書を読むということに時間を充ててみました。
空いた時間で、家族の時間が増える。アウトプットの時間にも充てられる。

ここまでは一人暮らしの話でした。ビジネス書に時間を充てて、食事を変えた結果、結婚できました。私は改めて趣味を手放してよかったと振り返っています。もし今でも通っていたら、妻に我慢してもらう時間が生じただろうし、アウトプットの時間も限られていた。手放したからこそ、インプット量が爆上がりして、アウトプットの時間もできました。
さいごに
この記事の結論:長年続けた趣味を辞めるのは大きな決断です。私の場合は人生のターニングポイント。”受け身の人生を、攻めの人生にするための撤退”でした。執着しているものを手放すと生活の質が上がる可能性が大いにある。実際に質が上がりました。

皆さんの趣味はなんですか?
全てを手放す必要はない!と思います。
でも、何かしら考えるきっかけにしてもらえたら嬉しいです。
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