母の味を再現してみる。

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生活の質-身体-
この記事を書いた人
清水 康行

やす|清水康行
1989年生まれ。
食べる・動く・寝るを365日向き合っています。
ブロガー・ライター
リアルフードキッチン代表、瞑想講師資格:WINメディテーション®公認プランナー
趣味:健康に向かう・生活の質を上げる・散歩・瞑想・アニメ鑑賞・読書・ダーカウ

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3歳の頃の記憶は鮮明にあり、食材を切ったり、包丁を洗ったり、色々と経験させてもらっていました。自分で作る事も楽しかったですし、実家では味見担当として、料理に関わる時間が多かったんだなぁと思い返しています。

「ひとりでできるもん!」や「TVチャンピオン」など、子供が料理する姿をテレビ番組を見ては、自分で料理の挑戦をする子供でした。「ミスター味っ子」や「中華一番!」「美味しんぼ」「クッキングパパ」のアニメもよく見ていました。

やす
やす

大きくなると、
作るのはいいけど、散らかさないでね!

と、母に注意された事も思い出しました…

この記事の結論:母の味を再現できると、気持ちが楽になる。1度だけの再現ではなく生活に組み込めれば、生活の質も上がる。

一人暮らしになると、食の優先度は下がる。

大学三年の20歳で親元を離れて、居候からはじまり、一人暮らしを始めました。特に貯金も無かったので、バイトしながら、学食を利用したり、パスタメインの生活をしたり、冷凍ご飯と納豆、カレーを作りためておく、などなるべく安く、いかにお腹いっぱいにするかを工夫していました。若さもあり、食事から受ける影響は気にせず、とにかくお腹を満たせればOKというスタイル。白米を大量にたべられればOKで、最高2.5合/1食食べていたこともあります。自分の中での食に対して”優先度”という意識も特にありませんでした。今思えば、食事の優先度は低かったと思います。”楽しい事”や”卒業すること”、”バイト”、”サークル”、”飲み会”が頭の中を占めていた気がします。

社会人になってもそこまで優先度は変わらない食。

社会人になり、お金に余裕ができても食への優先度は変わりませんでした。でも、誰かと住む機会もでき、自然と自炊率が上がったり、デートに外食したり、記念日に外食したりと、食の質は格段に上がりました。加齢と共に体質も変化して、1年で10kg増える経験をするわけですが、やはり食に向き合う優先度は変わりません。「疲れているから好きなように食べたい!」「1日本当に頑張ったのだから、食事ぐらい好き勝手食べたい!」という気持ちが強かったです。自分一人で頑張っているという意識が強かったと思います。

母の味を再現してみる。

社会人歴が長くなるにつれ、生活も安定してくると、何度か「母の料理を再現してみよう!」と思いつくことがありました。やはり実家の味が恋しい。でも、忙しくて帰るタイミングが無い。電車で1時間半ぐらいの距離でしたが、精神的にいっぱいいっぱいで、自分で再現してみるという選択をしていました。電話やLINEでレシピを聞いて、再現する。味見担当をしていた経験が活きたのか、ほとんど実家の味ができました。

母の味から感じる、繋がり。

単純に美味しいご飯が作れた!という喜びもありますが、「一人で頑張っていると思っていたけど、一人じゃないんだ…」と感じる事ができました。実家の味は母の調理姿を思い出せる、口数は少なかったけど、家族団らんの食卓を思い出せる。決して、一人ではないと言うことを思い出させてくれます。父の実家の味を再現した料理を食べると、祖父母を思える。両親へ、それぞれの祖父母へ思いを馳せる。マインドフルネスの実践ができていると感じています。

花嫁修業で受け継がれる料理でなくても充分。

リアルフードキッチンを運営していく中で、食文化というワードが出てきます。伝統的な料理という意味で、花嫁修業で受け継がれる料理は、一種の文化継承だったんだなぁと思ったりもします。でも、最近は、2世帯での居住ではなく、核家族も多く、毎日の料理はレシピ本やテレビで紹介されていた料理。いまでいうクックパッドで探す料理でした。僕が再現したのも、母の日常の料理。お雑煮が食べたいなと思って、聞いて作ったこともありましたが、僕らの日常で活躍する料理は、母の日常の料理でした。無理が無いから、続けられる。品数も少なくて良い。生活に組み込むことで、自炊率が上がり、生活の質も上がってきます。

さいごに

この記事の結論:母の味を再現できると、気持ちが楽になる。1度だけの再現ではなく生活に組み込めれば、生活の質も上がる。

やす
やす

あなたの実家の味はどんな料理ですか?
再現してみると、生活の質が上がるかもしれません!

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