1989年生まれ、一人っ子でテレビっ子。小さい頃からの習慣で、アニメ視聴数1000タイトル以上(※1シーズンでカウント)。中高大、社会人になっても新作をチェックしている。ここ最近のお気に入りはラーメン赤猫。新たなお気に入りを見つけるため、新しい作品を捜索中…
ここ最近では、動画配信サービスで気軽にアニメが観れるようになった。視聴を手助けする機能として、オープニングとエンディングのスキップ機能が標準化されつつある。連続視聴をするにはありがたいが、テーマソングをほぼ聴かずに終わるケースもあるのではないだろうか。事実、私も連続視聴するときは、初回のみ1曲聴き、以降はスキップしてしまう。そうやって、新しい時代の視聴方法に慣れたつもりだったのだが、どうしてもスキップできないアニメソングに出会った。今回はそんな没入アニソンを7つご紹介する。
スキップ…できない!没入アニソン7選|世界観とベストマッチ!
没入アニソンと表現したのは、理由がある。アニメが最高に面白くても、オープニングソング、エンディングがイマイチな場合がある。逆に、歌が最高にカッコよくて、アニメに寄り添った歌詞や音でも、アニメが面白くなく、歌が作品として浮く。アニメの世界観を損なわず、歌い手のポテンシャルが100%発揮された化学反応的な良さがそこにある。聴けば聴くほど、作品の世界観に没入できる。そんなテーマソングに惹かれている。
料理が趣味なこともあり、食べ合わせを大事にしている。例えば、明太子と白米の組み合わせは至高の1つだと思うが、明太子と雑穀米になると、味にがっかりする。美味いが、口のなかで、やや美味しくない味が、どよーんとした違和感が広がる。白米と明太子の話になったが、別の素材でも同様に、口の中で混ざりあった時「うまい!」と感動することがある。お互いが邪魔せず、引き立たせる、マリアージュが起こる。通常、この「マリアージュ」は主にワインで使われる言葉だと思うが、ご飯とおかずでも言えることだと、先に書いた。アニメ作品を観ることによって、テーマソングがもっと美味しくなる、テーマソングを聴くことで、アニメ作品がより味わえる。私は、アニソンのマリアージュを楽しんでいる。
赤猫-水曜のカンパネラ|ラーメン赤猫より
まず、紹介したいのは「赤猫-水曜のカンパネラ」。THEアニソンではなく、ジャンルとしては企業CMソング。ここではラーメン屋であるラーメン赤猫をコマーシャルする歌になっている。企業CMソングと言えば、なぜか少しダサくなってしまう。親しみやすさを求め、コミカルさや、素人っぽさをあえて強調しているのかもしれない。その違和感を芸人の中川家やロバートの秋山が上手く特徴を捉えてお笑いにするあの感じ。赤猫はそんな企業CMソングを払拭するほどカッコいい。歌詞はラーメンの作り方や「君も気に入るよ赤猫!」と定番の企業CMソングなのだが、水曜のカンパネラ味で、どの部分を聴いても嫌じゃない。1度聴いてとりこになってしまった。
ラーメン赤猫から猫たちがラーメン屋を営む、少し変わった設定。これまでのはやりの傾向は擬人化。競走馬がアイドルになったり、何かと可愛い女子にさせたがる風潮があった。ラーメン赤猫は少し様子が違う。猫が二足歩行できて、喋る。人と同様に人格(猫格?)があり、個性がある。店長はラーメンを作る。毛が入らないよう注意もする。主人公の人間の女の子が知り合いづてにバイトに応募し、スタッフになるのだが、採用条件がまた変わっていてる。「猫好きではない人間」主人公はどうやら犬…派?のよう。ほっこりアニメ。
For フルーツバスケット-岡崎律子|フルーツバスケットより
実は、アニメと歌のマリアージュを感じたきっかけの曲がFor フルーツバスケット。アニメの世界観に浸れる、優しい時間が流れている。家族のつながり、初々しい恋心、十二支に変化してしまう呪われた家系の理不尽さ、運命など、作品の魅力を語ると長くなりそうだが、男性も楽しめる少女漫画であることは間違いない。残念ながら岡崎律子さんは2004年に他界されている。もう二度と生歌は聴けない儚さも相まって、すごく好きな曲。
絶絶絶絶対聖域-ano feat.幾田りら|デデデデストラクションより
anoと幾田りらの奇跡のタッグ。絶絶絶絶対聖域はTK from 凛として時雨の楽曲提供。私はTK from凛として時雨ファンなので、この歌を二人はどう歌ってくれるのか?どちらかと言うと心配で、アニメも歌も遠ざけ、観ないよう、聴かないようにしていた。妻からのすすめで観てみると、まずはanoと幾田りらの初声優仕事(おそらく)がすごかった。特にanoは声でいろんな感情を表現していて、もう声優だった。極めつけはエンディング曲の「絶絶絶絶対聖域」。anoのデスボイスがカッコいい。私の感性に刺さった。痺れる。作曲者本人が歌ったほうが良さそうな曲は世の中にゴロゴロあるが、これはもうanoと幾田りらの曲になっている。
残念だったのが、アニメEDとして通しで使われなかったこと。途中でエンディングソング変わってしまったのだ。アニメのストーリーは展開が早く、もう少し丁寧に説明してくれたら、もっと面白かったのでは?と感じる部分があった。テーマ曲の変更と共に、私の熱も冷めてしまったが、とても良いマリアージュだった。
ぜひ、こちらにハマった人は、anoのライブ映像を見つけたので、こちらもどうぞ。やっぱりライブの方がカッコいい。なんだこのカッコカワイイ生き物は。あのちゃんを認知したのは「ほぐした赤ラーク」。とんでもない人が出てきた!とおもっていたら、チェーンソーマンの主題歌に抜擢。どんどんメディアに露出して、観ない日は無い状態に。爆発的な人気の後は、ラジオにバラエティ多方面に活躍するマルチタレント。「はて、この人はいったいなんの人なんだろう?」と、疑問に思っていた。そこに来て、このライブ映像。「私は、これを歌うために生まれてきた!」と言わんばかりのフルパフォーマンス。ひと時も目が話せない。普段の声も、ひょうひょうとした感じも、すべてライブパフォーマンスのための伏線だったのか。と納得した。すごすぎる。
蝶の飛ぶ水槽-TK from 凛として時雨|Petより
TK from 凛として時雨の代表曲と言えば、unlabel。ファンの中ではyesworld、copylightだろうか。古参ではないので自信がないが、その3つの曲もめちゃくちゃカッコよくて好みだ。特にunlabelは1万回以上は聴いたほど好きだ。それはそうと、アニメPet自体が注目されづらかったために、主題歌も日の目を見る期間が短かったように感じる。蝶の飛ぶ水槽がめちゃくちゃカッコいい。
1度聴いて、TK from 凛として時雨は天才だ!と興奮した事を思い出す。アニメを観た後だと、「奪わないで、僕のイメージを」「景色が零れだしてあの日の涙も溶け出した」といった、TKが散りばめる歌詞にグッと来る。聞き惚れて気を抜いていると「返せ」と、芯のあるささやき声にドキッとする。キャラクター3人ぐらいに声をかけられている様に感じ、その立体感に心を鷲掴みにされた。アニメ作品は少し重いテーマと感じていて、万人に勧められるわけではないのが少し残念。そして、最後どうなったっけ?と、話の内容を覚えていないため、こちらは完璧なマリアージュではないかもしれない。曲単体では、ここまでハマれなかったと思っているので、多めにみていただきたい。今、妻と一緒に復習を兼ねて、1話から再履修している。
オトノケ(Otonoke)-Creepy Nuts|ダンダダンより
オトノケには、びっくりした。フリースタイルダンジョンで活躍していたR指定が、アニメ作品とマリアージュする楽曲をぶちかましている。脳が混乱した。カッコいい。ダンダダンにハマる曲は、これ以外に考えられない。なんなら、少し作品を喰ってしまうぐらい、尖ったかっこよさ。ミュージックビデオも相まって、素晴らしい。
橙-崎山蒼志|呪術廻戦より
呪術廻戦から橙を紹介したい。
崎山蒼志氏を認知したのは高校生のオーディション番組で「五月雨」を披露した時。この子はヤバい!と興奮した。人間、すごすぎるものを見ると、語彙力が下がる。それぐらい凄かった。幼少からギターの虜で、作詞作曲が彼の人生。物心ついて、歌を目指すとは圧倒的に異なる、ギターと歌への時間の密度。歌うために生まれてきたと言ってもいい。変声期を経てどうなった?と動向がきになっていたところ、呪術廻戦のテーマソングに大抜擢!聴いてみると、これまたやばかった。荒々しかった五月雨とは違い、世にフィットしている。でも、崎山蒼志が全開。まだピュアだったころの夏油傑が天内理子への想いを歌った歌。アニメでは描かれなかったスピンオフ作品のような歌詞。呪術廻戦自体が、闇落ちした夏油傑の悪意や外道さがメインに描かれているだけに、崎山氏のピュアさが引き立つ。
Another World-布袋寅泰 / HOTEI|異世界スーサイド・スクワットより
このテーマソングを聴いたとき「アメリカから黒船がやってきた!」と直感した。日本のアニメ市場を調査し、アメリカナイズならぬ、日本ナイズしたと感じた作品「異世界スーサイド・スクワット」。「アメリカもこんなにカッコいいアニメ作れるぜ!」と主張しているのが、このオープニング曲だと感じた。最後まで視聴はしなかったが、あまりにもOPがかっこよかったので紹介の7つにいれた。
この記事をまとめている時に、誰の楽曲なんだろうと調べたところ布袋寅泰氏と判明。音楽通ではない私だが、「なるほど!そういうことか!」と納得した。
番外編
Awich – Are you serious? (Prod. Chaki Zulu) / The Queen of Villains 極悪女王
アニメではないが、極悪女王からAwichのAre you serious?がとんでもなくかっこよかった。映像作品と完全にマリアージュしている。極悪女王はダンプ松本率いる、極悪同盟の話。ゆりあんレトリバーの豹変ぶりにも驚き、その演技に虜になったが、さいご、エンディングに引き込まれた。昭和の異常なエンタメ文化。全国から寄せられる負の感情に、対立する同僚に、極悪同盟が突きつける「Are you serious?」。
コール&レスポンスのようにテンポ良く続く「You not serious」は、残念さと吐き捨てる感じにゾクッとした。最初、Awichの曲とは知らず、極悪女王のため、ゆりあんレトリバーのために書き下ろされた曲かと勘違いしたぐらい、ドラマにマッチしている。つまり、ゆりあんレトリバーが歌っているのかと勘違いを起こした。
さいごに
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いかがだったでしょうか?
最近の曲を中心に紹介してみました!
聴き切れるかわからないほどたくさんの楽曲、作品があるので、
これからも気長に楽しみたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございます!
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