【北鎌倉ランチ】点心庵|最期の晩餐はけんちん汁とおむすびのセットをお願いできますか。


夫婦で健康家庭料理を発信するリアルフードキッチンを運営しています。食への興味関心が強く、なんでも食べてみたいし、試してみたい。日本の伝統料理から、世界の料理まで。豊かな食材を美味しく調理することが使命。そんな私が最期の晩餐で食べたい料理が伝承 建長汁(けんちん汁) 小鉢・塩むすび(2個)付。鎌倉に行ったらぜひ行って欲しい、絶品ランチをご紹介。


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点心庵

ご先祖様のお墓参りに行った帰り、必ず寄るのが点心庵。北鎌倉には、うなぎ料理屋が何軒かあり、私たち夫婦は大のうなぎ好き。そんな私たちが、うなぎに寄り道せずに向かうのが点心庵。昔にタイムスリップしたような、素敵な外観。ランチの値段は高いのかな?と心配になるが、1000円代なので、安心して入ろう。おすすめのメニューが1つあるので、この後紹介させていただく。

伝承 建長汁(けんちん汁) 小鉢・塩むすび(2個)付き

点心庵では建長汁、蕎麦、カレーの3択になるが、私たちは「伝承 建長汁(けんちん汁) 小鉢・塩むすび(2個)付」しか食べたことがない。常連さんのように見えるお客さんの中にはカレーを注文する人も見かけた。とてもいい匂いがするので、何度かカレーに浮気ごころが湧いたが、たまにしかこれない点心庵。毎回、「伝承 建長汁(けんちん汁) 小鉢・塩むすび(2個)付」を頼み、大満足して帰る。帰る頃にはカレーのことはすっかり忘れている。

こちらの御膳は精進料理。もちろん、動物性の食物は入っていない。それなのに、美味しい。旨味がしっかりある。けんちん汁はごま油が香り、食欲を刺激してくる。おむすびが2個だけだが、粒が立っていて、噛み応えがある。決して芯があるという意味ではなく、1粒1粒がキラキラと光っている。けんちん汁をすすり、塩むすびをかじる。塩味とごま油の風味が心地よく、1粒の米を味わいながら、じっくりと噛む。咀嚼がリズミカルで気持ちいい。普段の食事で注意して食べているが、ここまで集中できる体験は、点心庵だけ。けんちん汁とおむすび、小鉢と漬物で、大満足できる。食において「足るを知る」を理解できたのはこの1膳のおかげ。高級な霜降り肉でも、絶品な寿司でもなく、けんちん汁とおむすびで良い。いや、けんちん汁とおむすびが良い。今年35歳、40年後なのかいつ来るかわからないお迎えの前、可能であれば、私の最後の晩餐にできないだろうか、と願う。

地図・店舗情報(営業時間・定休日)

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この記事を書いた人

やす|清水康行
1989年生まれ。
食べる・動く・寝るを365日向き合っています。
ブロガー・ライター
リアルフードキッチン代表、
瞑想講師資格:WINメディテーション®公認プランナー
趣味:健康に向かう・生活の質を上げる・ブログ・散歩・瞑想・料理・アニメ鑑賞・読書・ダーカウ

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