心地の良い環境が正解なのか

「一生懸命に働いたら幸せになれる」と信じ、昭和的な働き方をした約10年。燃え尽き感を感じるほど、やりきった時には心身ともに疲弊していた。残念ながら幸せになれなかった。自ら追い込んだ底から「人生を好転させたい！」と決意し、約6年以上が経った。今では再就職し、サラリーマンとブロガーの2本柱で満足行く生活を送っている。失敗談と成功例をシェアしています。

新しい就職先で働き、半年がたった。一時期は仕事のやり方がわからず、業務がパンクし、パニックになったこともあった。それに、業務量がピークで残業気味な日々。毎日、脳が破裂しそうな感覚を覚えている。正直なところ、過渡期にしても精神的に追い詰められている現状を悲観して、前職を辞めて正解だったのか？と落ち込む時もあった。なぜ、前職がちらつくのかと言えば、精神的に心地がよかったから。極端に言えば、「ここまでは自由にやってよくて、ここまではだめ」の境目が明確にわかっていた。それが楽だった。もしかしたら、甘えていたのかも、と振り返って思う。

心地の良い環境が正解なのか
さいごに

心地の良い環境が正解なのか

長年勤めた会社＝心地の良い環境で働いていたとき、最終的に私が感じたのは「自分の能力でもっと世界に貢献したい」だった。職を変えないで、世界に貢献する世界線もあったかもしれない。でも、違う分野で、より多くの人と繋がれる事を望んだ。その結果、今の職に就いているのだと思っている。

脳にある程度のストレスはかかっているか

これは、過去の自分への戒めにもなる。退職後１年半は無職でフリーランスになれるか？の挑戦をした。退職前のストレスや、過去の経験からの思い込みで、私には休養が必要だった。そして、自分を歪めて、自分を殺して突っ走るのではなく、自分の声を聞きながら突っ走る方法を模索した。この「自分の声を聞きながら」が非常に難しかった。身体にコリがあれば解消するためにマッサージをするように、身体のどこかに不調があると、休みたくなる。身体が緩んでいれば、ベストパフォーマンスがでるような気がしていたのだ。もっと追い込まなきゃいけない！とわかっているはずなのに、追い込めない。やりたいと思っていた事に取り組めない。ぼーっとして眠る。1年半という長い時間を使ったにもかかわらず、休みを堪能したというより「何かを成さないといけないのに、あまりできなかった」印象で終わっている。

そうなった理由はおおむね理解してる。自分のご機嫌を追い求めすぎた。素直な自分で取り組めるかを試した。もっと言えば、「自我を変えない」で、理想ばかりを追い求めた。つまり、ご機嫌であればあるほどとっびきりのパフォーマンスができると信じていた。次にも説明するが、心地が良いだけではパフォーマンスはあがらなかった。

再就職後の方が脳がアクティブだしクリエイティブ

これは不思議なのだが、あれだけ時間のあった無職期間よりも、再就職後の今の方が数倍活動的だ。それは、新しい職場が「自分の能力でもっと世界に貢献したい」を体現できるからかもしれない。でも、今感じているのは、脳のストレス感。繰り返し訪れる越える壁。その度に負荷がかかる脳。夜寝る直前は電源OFFになったと思うぐらい寝付きが良い。きちんと脳が疲れている。自分を殺しているわけでもなく、自分を歪めているわけでもない。私自身を変えなければ、到底超えられない壁なのだ。越えるために、自我を変える。超えられる自分で在る。

仕事をしている関係で日中はブログが書けない。長時間抑圧された「書きたい欲」によって「どうやって毎日記事を達成しよう？」と脳がクリエイティブに解決してくれている気がする。もちろん、ブログタイトルを無理やり決めて書き上がるときもある。限られた時間で、何ができるか必死に考える。風呂の時間まで有効に活用しようと試行錯誤する。今も昔も生活の質を上げるにこだわっているはずなのに、過去のわがままな私ならしなかった行動だ。私は常に変化していると実感している。

今、居る場所・コミュニティは適度な成長負荷があるのか？

再就職先では、5年前から続けているジャーナリングやマインドフルネス、ビジネス書や自己啓発書の知識をフル動員している。自力だけではなく、いろんな支えがある状態の私。全ての私で挑んだら、この難所は超えられると確信している。かなり追い詰められることもあったが、再就職してよかったと感じている。まだまだ進化できる。

今のあなたの現状はどうだろう？脳にある程度のストレスはかかっているか。成長できている感覚はあるだろうか。心地の良い状態が続いていて、成長感が少ないのなら、環境を変えるときなのかもしれない。人は同じ場所で永遠に活動できるわけではない。人は変化する生き物だと私は思っている。むしろ、変化できる生き物だと言っても良い。昨日より、少しマシに生きることができる。変化を恐れずに、今を生きているのか。今日、何か変えないと予定調和で終わる。当たり前の明日なんてないと思えるか。日々、自分に問いかける。今日も1日命を使った。あと何年生きるつもりで生きているのだろうか。共に、善き方向に向かいたいと思って、今日も1記事書き上げた。