「一生懸命に働いたら幸せになれる」と信じ、昭和的な働き方をした約10年。燃え尽き感を感じるほど、やりきった時には心身ともに疲弊していた。残念ながら幸せになれなかった。自ら追い込んだ底から「人生を好転させたい!」と決意し、約6年以上が経った。今では再就職し、サラリーマンとブロガーの2本柱で満足行く生活を送っている。失敗談と成功例をシェアしています。
結果論ですが、ジャーナリングをしていなかったら今の私はいません。それぐらい、自分の構成要素に食い込んでくる。書き溜めたノートは5年で10冊以上。今後も増えますが、大事に保管します。それは、これから説明することが関係してくるので、ぜひお読みください。
【書く瞑想】ジャーナリングを勘違いしていない?
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思考整理術として、ご存知の方も多い「ジャーナリング」。書けばいいだけでしょ?と思っているなら、それはやり方が違うかもしれません。ここでは5年以上実践している私なりの見解をまとめています。
参考:「ジャーナリング」とは、一定の時間内で自分の頭に浮かんだことをありのままノートに書き出すことです。具体的な出来事や自分の気持ちを考えながら書く日記とは違い、とにかく浮かんだことを書き出していくのが特徴。内容がポジティブ、ネガティブであるかを問わず、抽象的な文章や表現であってもOKです。
自分の頭に漠然としているものを「文字」として明確化することで、普段の生活では気づきにくい漠然とした気持ちや考え方などが明確化され、自分の新しい一面を知ることができます。このように、文字を通して自分自身と向き合うきっかけになることから、ジャーナリングは「書く瞑想」とも呼ばれていますよ。メンタルヘルスやマインドフルネスの方法として注目されています。
書く瞑想「ジャーナリング」とは?やり方や内容、効果を高める方法までご紹介|HANDS公式HP(検索で1番最初の記事だったため)より
自然と「外向け」の表現をしている
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普段、私たちがノートや紙に思考を書き留める時、実は外向けの表現をしているのです。それは、学校の授業でノートに書き写す板書の習慣から来ているのかもしれません。知らないうちに「わかりやすさ」「みやすさ」「かっこよさ」を意識して、考えを加工し、アウトプットしている可能性が非常に高い。頭の中と書き出した文字にズレがある。歪んでいる。その誤差に気付き、頭の中と書く文字を一致させていく作業をしていきます。
結局のところ、思考を整理したいと悩んでいる人たち(私も含め)は、日常をどうにかしたいと思っているのではないかと思います。普段の発言によって現実が作られている。毎日使う言葉が、歪んでいる可能性があるのです。
例えば、「2025年の目標は?」と自分に問う。
「毎日エネルギッシュに生きる!」と書いたとしましょう。
ジャーナリング終わり!と思ったはずですがちょっとまって。
この答えに行き着くまでに、たくさんの思考をしたはず。
「2025年の目標は?なんだ?えーっと、仕事が忙しすぎて、帰宅するのは深夜でお風呂と寝に帰ってるな…土日はほぼ寝ているな…もっとエネルギッシュに生きたい。だって、他の人はできてそうだもの」と、考えた結果、「毎日エネルギッシュに生きる!」が出てくる。
ジャーナリングで大事にしたいのは、「なんだ?えーっと」すら書いていく。
これはタイピングした文字なので、ゆっくり筆記すると100%は一致しないでしょう。
繰り返しになりますが、一字一句正確に記述する。
自分のために、偽らない。飾る必要がない。
ジャーナリングは自分を偽らず、正直に筆記する
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大事なポイントは「自分を偽らず、正直に筆記する」これだけです。とにかく、一語一句、頭の中で考えていることを書き留める。スピードは問わないので、ゆっくりやるといいでしょう。「思いつかない」と考えたのなら、「思いつかない」と書く。「あ」と考えたなら、「あ」です。ペンが先を行かないことも大事。「あ」と書いたら「ああああああ」と書きたくなるが、頭で考えていないなら、それは不要。「あ」のみ、文字にする。
人に見せる必要がないため、加工せず、頭の中をそのまま記します。私が筆記した内容を写真で紹介できると説得力があると思いますが、人に見せる前提で書いていないのは説明の通り。ブログ記事の特性上、説得材料とわかっていても、掲載はしない。だって、人に見せるものではないですから。それぐらい、自分のルールと誠実に向き合う。考える言葉と、書く言葉を一致させていく。自分の紡ぐ言葉を感じながら、ペンで顕現させていく。1文字を大切に形にする。
タイピング(PC)は早すぎてジャーナリングに不向き
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ここで、パソコンで書く習慣があるから、いちいち紙に書く必要はないでしょ?と思われる方もいるかもしれません。実はタイピングは早すぎて、ジャーナリングの効果を充分に得れないのです。不安や恐怖を感じたとき、とんでもないスピードで思考が勝手に進んでいく経験をしたことはないでしょうか?脳の特性上、意図しないと、思考はあらぬ方に転がっていきがち。空想よりも少しスピードが落ちるタイピングですが、それでも書き出すにはスピードが早すぎる。キーボードを叩くその時に、すでに加工がはじまっている。きれいな文にしすぎる。カッコつける。歪んだ後の文章をいくら積み上げても意味がなく、それを「今、私が考えていること」と捉えるのは誤解です。いくつかの思い込み・バイアスのフィルターを通過した言葉です。ここで大事にしたいのは「自分を偽らず、正直に筆記すること」です。さて、準備は整ってきましたか?
あくまでも、思考整理がうまくいかず、もやもやしている人を対象にしているので、タイピングでも充分に思考整理できるよ!という方は、デジタル派でいいのではないでしょうか。5年近く紙に書き続け、毎日ブログを書いているため、実感できることとしてシェアしています。
偽りがないから意味がある
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どでしょうか?今、3分だけ、頭の中のおしゃべりをそのまま、紙に書いてみてください。
書けましたか?
どんなジャーナル体験ができたでしょうか?
ぜひ、自分の書いた言葉と向き合って、気付いた事がないか?考えてみてください。
ちなみに、私がはじめて取り組んだ時は、何文字が書いた後、すごくイライラしたので、頭の中のぐちゃぐちゃを線で表した事があります。何も考えられないから真っ白、ではなく、たくさんの考えごとがあって、紐が解けないぐらい固まった塊が頭のなかにありました。かっこよさなんて必要ないんです。自分に正直になり、考えをそのまま表現することを許す作業。ぐちゃぐちゃに書いた線を見て「あ、私は頭の中がぐちゃぐちゃなのか、それを時間を使って書いていいよと自分を許せたのか」と、救われた気持ちになりました。
いままでの説明と少しずれる恐れを承知で紹介していますが、ぐちゃぐちゃの線を書いた事で、これまでどれだけ、自分で自分を殺していたかに気がついたのです。思考を加工せずに表現することを許せるかどうか。私のジャーナル体験は「気持ちが救われた」と記憶しています。もちろん、これは私の体験なので、人それぞれ異なるとは思います。
さいごに
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いかがだったでしょうか?
一人でも多くの人が、楽になった!と言ってもらえるとうれしい!
最後までお読みいただきありがとうございます!
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