鳥の飼育経験がまったくない私(やす)のオカメインコ飼育記録です。鳥好きの妻と相談しながら、少し変わった性格のオカメインコ、もいちゃんと一緒に生活する様子を記しています。
オカメインコをお迎えして2週間以上が経ちました。
飼育しながら、何か気になると自力で調べなければいけません。
基本的には、インターネットで調べるか、Youtubeで調べるかで解決してきました。
オカメインコの人気からか、情報が豊富で、選ぶ方が大変でした。
加えて、渡しの場合、信頼できる情報筋として、職場に鳥博士(野鳥に詳しい)がいるので、その方から情報を得ていました。更に、セキセイインコを2羽飼った経験のある妻から情報を得ていました。
しかし、基本的には受け身の状態。
何か起こってから、質問し、答えを知る。
オカメインコをお迎えして2週間以上が経つのに、受け身の姿勢のままで良いのか?と疑問でした。
我が家の「もいちゃん」には「この家に来てよかった!」と思って欲しいので、
攻めの情報収集をすべく、オカメインコの専門書を購入することにしました。
購入したオカメインコの専門書
購入したオカメインコの専門書はこの3冊。2冊はオカメインコ色が強いですが、鳥にも興味が湧いて来ました。同じ著者の方を深堀りしたくて、鳥を識るも購入しました。
- 増補改訂オカメインコ完全飼育 誠文堂新光社 (2024/4/8) すずき 莉萌 (著)
- 人も鳥も好きと嫌いでできている 春秋社 (2024/9/4) 細川 博昭 (著), ものゆう (イラスト)
- 鳥を識る なぜ鳥と人間は似ているのか 春秋社 (2016/12/20) 細川 博昭 (著)
増補改訂オカメインコ完全飼育
「増補改訂オカメインコ完全飼育」は買って良かったと思える本でした。特に、理想の食餌パートは参考になることが多いです。一般的なシード割合や、タンパク質と脂質の割合を知ることができました。理想の食餌はシードか?ペレットか?は愛鳥家でも論争になるそうです。長生き・健康に育って欲しい!と思うと、食餌問題は避けて通れません。食餌は、お迎え前のペットショップでどう飼育されていたか?にも大きく左右されますが、我が家の「もいちゃん」は、シードでした。ペレット移行をせず、シード食にする!と決めきれたのも、この1冊のおかげです。
この一文にハッとしました。人間の都合で、シードか、ペレットか選べてしまうけど、鳥の立場に立ってみると、毎日同じペレットだと味気ないかもしれない…。そんなことを考え、気付かされました。しかし、シードのみだと、栄養が偏ってしまうため、サプリメントのネクトンも必須というこで買いましたが、ビタミン系は野菜や野草でも補給できそう。そっちのほうがリアルフードで私も嬉しい。初心者にとっては貴重なこれらの情報がこの一冊で手に入りました。思い込みで飼わずに、教科書として1冊は持っててもいいかもしれません。しかしながら新品で3000円程度とややお高めの1冊。この本をきっかけに、多くの事を改善をしたので、それはまた別の記事にしたいと思います。
ペットショップで販売されている餌コーナーを見ると、種類の豊富さにびっくりします。同時に、何を選んだら良いのかさっぱりわかりません。中にはカットルボーンや塩土、初めて目にするもので、これは何がどう良いのかさっぱりわかりませんでした。ですが、「オカメインコ完全飼育」おかげで、餌問題についてもクリアになりました。食餌の他には、コミュニケーションについても触れられいる上、病気の事もかなり詳しく載っています。
人も鳥も好きと嫌いでできている
「人も鳥も好きと嫌いでできている」も面白かったです。生物的に、人間の方が優位と、心のどこかで思っていたのかもしれません。でも、この本を読むと、鳥ってすごいな!と思える部分が多々出てきます。加えて、シード食で育てようと考えていたところ、それを後押ししてくれる内容でした。こちらの本によると、近年、愛鳥に与えても良い種子が増えてきたそう。具体的には燕麦(エンバク)、えごま、オーチャードグラス、キヌア、フォニオパディなど。野菜や野草を試すと同時に、与える種子の種類も増やしてみよう!と思いました。また、一緒に過ごして来た数週間で、感じる素朴な疑問がクリアになっていきました。飼い主がご飯を食べていると、一緒に食べるな…。気のせいか?や、どうやらオレンジ色の種が好みみたいだな…。気のせいか?ということまで。好きと嫌いの観点から説明してくれます。鳥の気持ちを少し知る事ができたので、もっと身近な存在に感じました。
この本で興味深かったのは、インコやオウムの精神科医的存在がおらず、インコやオウムのメンタル面の治療ができる獣医師や心理学者の誕生に期待しているそうです。
鳥を識る なぜ鳥と人間は似ているのか
「人も鳥も好きと嫌いでできている」の著者 細川博昭さんの過去の本、「鳥を識る」を愛読中です。こちらは鳥の特徴や機能を進化論の観点から語ってくれます。普段読み慣れない、少しアカデミックな話や単語が出てくるので、読むのに少し時間がかかる印象。ですが、とてもおもしろいです。飼育1ヶ月目ぐらいから「よく羽根が抜けるな…換毛期かな?」と思っていました。でも、ざっくり”羽根”という認識。抜ける羽根は部位によって特徴があるのですが「羽根が落ちたな…なんか違う…」ぐらいの認識でした。イラストを使った羽毛の種類や機能の説明があり、とても参考になりました。
観察をしていると、たまに小首を傾げる時があり、何をしているのか気になっていました。インターネットや他の本では「耳を澄ませている」と説明がありました。個人的に、その説明には疑問がありました。こちらの本によると「中心窩で高解像度にして、じっくり観察しているから」とのこと。もいちゃんを観察していると、耳を澄ませているわけではなく、じっくり見ている!そう感じていました。なので、この説明にえらく納得したのでした。他にもいくつか参考になることがあり、飼育に反映しています。鳥に興味が湧いて、理解を深めたい時におすすめの一冊。こちらの内容は、鳥好きの妻も知らない内容が満載でした。
かなり充実したオカメライフを楽しんでいます!
試行錯誤が楽しいですね!
家に来てよかった!と思ってもらえるように、
これからも探求は続きそうです!
最後までお読みいただきありがとうございます!
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