鳥の飼育経験がまったくない私(やす)のオカメインコ飼育記録です。鳥好きの妻と相談しながら、少し変わった性格のオカメインコ(シナモンパール♀)の「もい」と一緒に生活する様子を記しています。
愛鳥の飼育において、食餌は非常に頭を悩ませる。自身が健康家庭料理を発信する立場なこともあり、鳥と言えど、家族。そして、同じ動物。健康管理は妥協したくない。するつもりがない。悩みながらも、主食をシード(種子)で貫こうとしている。しかし、ベテランの愛鳥家ほど、ペレットを推す。今回は種子を主食にした方向性で「野草・野菜を与えるのはあきらめる」に至った経緯をまとめていく。
食餌の方向性|野草・野菜はあきらめる
先に書いたように、「もい」の主食はシード。つまり植物の種子。ヒエ、アワ、キビを主体に、複数の穀物が入ったミックスシードを与えている。シードに至った理由は後で書くとして、10種類以上混ざった種子を与えれば、栄養満点!と思うかもしれないが、そうではないらしい。どうやら、ビタミンとミネラル類がまったくないようだった※1。足りない分を補給するには、2通りあり、葉っぱ類=野草(ハコベ・シロツメクサなど)・野菜(レタス・豆苗・ブロッコリーなど)を与える※1か、粉末を水に溶かしたビタミン水を与えるの2択になる。ペレットの場合は野草や野菜を食べさせなくても良いのだが、食べる楽しみを謳歌してもらうべく、できるだけ多くの食べ物を食べ、糧にして欲しい。そう思った。
葉っぱをやめようと思った理由:吐いてしまう
豆苗、ブロッコリー、レタスを与え、目の形が三角になるほど、夢中に食べる姿をみると、葉が好きなのか!こんなに食べてくれるのは嬉しい!ビタミン・ミネラルも補給できて、最高!と思っていたのが、一変。突然、吐き出す事態になってしまった。初めて吐き戻しをした時は、見たことがないほど、身をよじらせ、とても苦しそうに種子と葉っぱを吐き出した。よほど苦しかったのか、涙がでないはずの目はうるんでいる様に見え、これも見たことがないほど小刻みに震えていた。しばらく、身を細めて、心細そうに顔にピッタリとくっついて40分ばかり、辛抱していた。
その後、処方された粉末(薬?)を水に溶かし10日間、葉っぱを与えないようにした。その間、吐き戻しは起きなかったので、しばらく経ったのち、獣医さんが、まぁよし。と言ったレタスを与えてみた。1日目は良かったが、2日目にやはり吐いた。今度は、初回ほどの苦しそうな感じは一切なく、ケロッとしていた。飼い主の気を引くために吐いたのかと思うほど平然としていた。この吐き出すの直前に、やはり葉っぱを食べていた。よく観察してみると、葉っぱの場合はクチバシでちぎるだけで、細かく砕かれていないように見えた。種子も砕かれないのだが、葉っぱは平べったい。喉なのか、どこかに貼り付いて気持ち悪かったか、びっくりしたのだろうと推察する。そのため、これからは葉っぱを上げる事はほぼないだろう、と思う。その代わり、ビタミンの粉末ネクトンを水に溶かし、毎日与える事にする。長居しておくれよ、もい。
ちなみに、ネクトンは湿気は厳禁。保管場所に注意しつつ、少し強い匂いがするのが特徴。ビタミン剤特有の少し苦そうなもあっとした匂いがするが、ジップロックに入れていれば漏れない程度。
葉っぱ必要だと思った経緯|シード食にした経緯
シード食に踏み切ったのは、オカメインコの「もい」の故郷のペットショップでの食餌がシードだった事が大きく影響している。シナモンパールのもいの生まれは静岡、ペットショップはK&Sアイランド 足立小台。愛情をかけて育てるお兄さんにより、人にベタ慣れな鳥たちを派出している。価格が良心的名上、お迎え時には親身に話を聞いてくれたので、オススメ。※幼鳥ばかりなので、寿命と責任を持って飼育できる期間は事前に把握・検討の必要あり。
我が家にお迎えして数週間は食が細く、なかなか体重が増えなかった。どうしたら、もっと食べてくれるのか?と頭を抱えていた時期があった。そんな状況でも食べていたのがカナリアシードだった。K&Sアイランドでもカナリアシードを好んで食べていたようで、我が家に来ても、どうにかカナリアシードなら食べていた。食に変化をつけるため、ミックスシードは食べるだろうか?と、食べられる可能性を増やした結果、徐々に体重が安定していった。長い試行錯誤を経て、シード食に落ち着いた。愛鳥の食餌の管理が簡単!と言われようと、ペレットに替えた時に、食べなくなる事が怖い。1日食べないと命の危険があるため「食べない」の選択肢がない。少しでも良いから、食べてくれる選択をする。愛鳥の食事管理と向き合うと「これであっているのだろうか?」と、漠然とした疑問が浮かぶ。そして、オカメインコにまつわる書籍を購入した。購入した理由は、やはり食餌に関する不安がつよく、知識不足を補うために買い揃えた。
この本を読んで、同じ生き物だもんな!それはそうだ!飼い主の都合で便利なペレットか手間のかかるシードか選んでいた…と思い直す言葉があった。
オカメインコにとっては、ブレンドされた数種類の穀類の中から、好みの種子を気分で選びだし、一粒、一粒、殻をむいて食べる喜びがあります。
増補改訂オカメインコ完全飼育: 飼い方から品種、健康管理、コミュニケーションまで (PERFECT PET OWNER’S GUIDES) 単行本 – 2024/4/8すずき 莉萌 (著)P108より
確かに、そうです。種子を食べているときは、心なしか楽しそう。今、ある楽しみを奪う形になるのは本望ではありませんでした。なので、シードを貫く!と意思がかたまった。その他にも、この書籍では、高脂質のシード(ひまわりの種、カナリアシード)に偏るのを避けること、シード食の場合は、ビタミン・ミネラルを与える必要があることを学べる。野草を探したのだが、近所にちょうどいい草がなかったため、豆苗を与えていた。餌の種子を土に植え、育てているので、そちらにも期待したい。
さいごに
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