「一生懸命に働いたら幸せになれる」と信じ、昭和的な働き方をした約10年。燃え尽き感を感じるほど、やりきった時には心身ともに疲弊していた。残念ながら幸せになれなかった。自ら追い込んだ底から「人生を好転させたい!」と決意し、約6年以上が経った。今では再就職し、サラリーマンとブロガーの2本柱で満足行く生活を送っている。失敗談と成功例をシェアしています。
ここ最近、長時間の残業が続き、細かい作業ミスが続き、仕事をするのが怖くなってきました。「またミスするのではないか?」と怯える日々。今日も何かミスしている気がして、また指摘されるのでは?と不安になっています。前職で、リームリーダーをしていた時、細かいミスに気付き指摘ができていた経験があるため、「自分らしくないミス」と捉えています。どれだけ改善しようとしても続く。できたら、文字として、ブログとして残したくない気持ちもあるけど、同じように悩む人の助けになれば!と思い、記事にしている。
自分らしくないミスが続いた時の対処法

具体的な解決策を立てるのが最善であることは間違いない。けれど、結局のところ落ち着いて対応できているか?注意力は適切か?気づけているか?ではないだろうか。つまり、うっかりしていなければ防げた可能性が高いこと、今回はそれを「自分らしくないミス」としている。
中には「気づかなかったからしょうがない」「昔から同じようなミスをする」と自分の個性と思い込んで、あきらめてしまうことがあるかもしれない。時には自分を責めてしまうことがあるかもしれない。そうなる前に、この記事を読んで、対処法を実践してくれたら嬉しい。
対処法

- 散歩・歩く
- デジタルデトックス
- リズム運動
- 書く瞑想|ジャーナリング
- 瞑想
普段、私は歩く、デジタルデトックス、リズム運動、ジャーナリングは実践しているので、今回は瞑想をピックアップします。(この他にも数多くの対処法がありますが、本日は割愛)
呼吸法:長く吐く
過去のブログ記事に呼吸法とは記載しませんでしたが、緊張状態が続いているなら、長く吐くを実践してみては?と紹介しました。私も日頃実践して、効果を感じています。ずっと緊張状態が続くと、体調を崩しやすい。適度にリラックスするため、長く息を吐く実践は有効です。
瞑想:呼吸の観察

瞑想と聞くと難しそうで、とっつきにくいイメージがあるかもしれません。なので、あえて〇〇瞑想と手法の名前は言いません。瞑想とは、漢字の通り、まぶたを瞑(つむ)り、想う。空想を広げるわけではなく、感じる。観察する。
今回は、呼吸を観察してみてください。「息を吸っている」「息を吐いている」繰り返し観察するだけ。途中で、思考(雑念と捉える方もいるかも)が入るかもしれません。その場合はまた呼吸の観察に戻ればいいだけ。呼吸をしていると、自然と身体の変化に気づくかもしれません。「(呼吸で)胸が膨らむ」「(呼吸で)胸がしぼむ」これに意識を向けるのもいいでしょう。呼吸をしながら、観察するだけ。5分ほどで落ち着きを感じられるのではないでしょうか。
5分程度
思考で脳がオーバーヒートしている可能性が高い

私の直近の状況と照らし合わせながら話すと、新しい環境で慣れず、忙しく、やることが多いと感じる。なるべく余計な判断はしないよう徹底していますが、新しい大量な情報と思考で脳がパンクしていたようです。つまり使いすぎによって、オーバーヒートしている可能性が高い。専門的な用語を使うとデフォルトモードネットワークが暴走していると表現することができるでしょう。
DMNとは、デフォルト・モード・ネットワーク(Default Mode Network)の略語。ぼんやりした状態の脳が行なっている神経活動のことです。
DMNの暴走でアウトプットが乱れる

複雑そうに見える人の情報処理は、意外とシンプル。3段階で表すことができます。入力→整理→出力。デフォルトモードネットワークの暴走で2.整理が上手く行かないと、3.出力が乱れます。いつもなら、注意して避けられていた事も、うっかりミスをしてしまうのはこのせい。
- 入力:五感を使い、情報を収集する
- 整理:収集した情報を取捨選択する
- 出力:身体を使い、言葉や行動として表す
脳疲労を起こして、アウトプットが上手く行かない状況を「机の上が片付いていない」様子に例えられます。実際の机の上でも、物が散乱していると、どれから片付けていいか判断するのが面倒になり「もういいや」と投げやりになることはありませんか?あの感覚に近いのかもしれません。
デフォルトモード|DMNとは?
DMNとは、脳が意識的な活動をしていないとき、つまり、ぼんやりしているときに活性化する神経回路です。医師の伊藤豊氏によると、脳の「内側前頭前野」「後帯状皮質」「楔前部(けつぜんぶ)」「下頭頂小葉」といった部位で構成されているのだそう。
ぼーっと散歩しているときや、コーヒーを飲んで一息ついているとき、とりとめもないことを考えながらシャワーを浴びているときなどに、DMNは活発化しています。反対に、何かに集中しているときには非活性状態なのです。
DMNの主な役割には、「危機への備え」と「情報の整理」があります。
引用:https://studyhacker.net/what-is-dmnより
本来、人はが生き抜くため、創造的であり、危機に備える必要がありました。DMNが正常に働いていれば、脳の情報がスッキリ整理され、情報同士が結びつきやすい。つまりアイデアが生まれやすい。もしもの時、脳が休んでしまうと、とっさの危機に対処できない。そのため、脳の一部(DMN)を待機状態にして万が一に備えています。
デフォルトモード|DMNの暴走で過去の失敗やネガティブな感情が想起される
DMNが活性化しすぎると、頭がぼんやりして注意力が散漫になってしまいます。それに、余計なことを考えすぎて、不安にさいなまれることも。
また、前出の伊藤氏によると、DMNは脳の総エネルギーの60~80%を占める「大食漢」。DMNを働かせすぎると、脳のエネルギーが底を尽き、疲れを感じやすくなってしまうのだそうです。
そうなのです。DMNが暴走していると、注意力が散漫になり、ミスが増える。余計な事を考え過ぎて、不安にさいなまれることも。まさに、冒頭の私です。
長時間の残業が続き、細かい作業ミスが続き、仕事をするのが怖くなってきました。「またミスするのではないか?」と怯える日々。今日も何かミスしている気がして、また指摘されるのでは?と不安になっています。
Yasublog:自分らしくないミスが続いた時の対処法|考えず、感じる冒頭より引用
現状の自分に困り果てて、妻に相談したところ、しばらく真剣に考えてくれ「瞑想してみたら?」と的確なアドバイスをくれました。記事にも書いた呼吸の観察をしていると、どんどん落ち着きを取り戻していくのがわかる。私に必要だったのは瞑想だったようです。
さいごに

いかがだったでしょうか?
もしも自分らしくないミスが続いている、
不安やネガティブな感情になりやすければ、
みなさんも瞑想してみてください。
息を吐いている事に気づく。
息をすっている事に気づく。
吸っている…
吐いている…
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