約10年続けた会社員を辞め、ブログに本腰をいれるぞ!と誓ったものの、いざ取り組んでみると記事数が伸びない。言い訳に「筆がのらない」だの「もっと良いテーマが欲しい」と、1年半ほどぼやいていました。そんな私が心機一転、2025年は1日1記事を投稿できている。丸1日時間があったことろより、投稿数が伸びている。できれば、定職に就く前に知りたかった秘訣をご紹介!
お気に入りのお店はあるだろうか?なんでもいい。喫茶店でも、中華料理屋でも、蕎麦屋。お気に入りのお店があるのなら、足しげく通った方が良い。そのお店が当たり前にある保証はどこにもないのだから。私は、5年ほど前に健康家庭料理に目覚め、生活のほとんどが自炊になった。外食をするのは、味の勉強のため、月に1度いくぐらいの頻度。そうなってくると、リピートする店はかなり少なく、1、2店舗。そんな生活をしていた時に、手繰り寄せた糸の先に見つけた絶品のマレーシア料理店に出会った。今回の記事はそのお店の話。これがライティングになんの関係があるのか?と首をかしげるかもしれないが、書かずにはいられなかった。
当たり前の明日なんてない、と思えるか
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当たり前なんてない
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2024年に、お気に入りのマレーシア料理店を見つけた。馬来風光美食 (マライフウコウビショク) – 荻窪/東南アジア料理。きっかけは、スーパーに売っていたワゴンセールのレトルトカレーを数種類買い、レビューをnoteに記事にしてみようと試みたことがあった。その時の1つが「ビーフルンダン」。実際に食べてみると、肉の臭みが強く、リピートするほど美味しくはないのだが、カレーとして売られている事に疑問を感じた。
内モンゴルや東南アジア系の食事を何度かしたことがあったため、カレーと言うより、中華系のスパイスで臭みを取る牛肉煮込みに近いと思えた。レトルトとしては美味しかったビーフルンダンだが、この料理にはまだまだポテンシャルがある感じた。それを確かめるべく、馬来風光美食に行ったのだ。完全予約制で週1回の営業。店主の女将さんはエレンさん。私の直感は正しく、お店で食べる料理はどれも絶品だった。
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さらにうれしかったのは、エレンさんと気が合った。波長が合った。そこに居たお客さんとも盛り上がった。つまり、居心地がいい空間、人物だった。馬来風光美食には妻と友人2人の合計4人で行ったのだが、あまりにも美味しかったため、また行こう!と半年後なのか1年後なのか、特に決めずに解散した。
しばらく経って、Instagramを眺めていると、悲報が届く。エレンさんが亡くなった。元気そうに見えたし、話す声も元気であった。会話も盛り上がり、豪快に笑っていたもんだから、体調がすぐれないとは、全く気づかなかった。唯一の違和感は、こんなに絶品なのに、営業が”週に1度”ということ。私は、もう二度とエレンの料理が食べられない。笑って食卓を囲えない。この1件から、2つの教訓を得た。
2つの教訓
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すぐに次の予約をしなかった後悔をしても仕方がない。それでも、何かを胸に刻みたくなる出来事で、得た教訓は2つ。その1つは「当たり前の明日なんてない」これまでの話を読んでいただけたら、なんとなくおわかりかと思うが、私はお店に感動し「完全予約制で行きづらいけど、また行こう!」と決めていた。そして、当たり前が無くなった事をInstagramで知った時のショックは大きかった。食事にこだわっているのではなく、人との偶然のつながりが、不意に絶たれた事へのショックだ。平和ボケしているのかもしれないが、何事も「いつまでも続く」と心のどこかで安心しきっていた。家族も、日常も、この世界自体が。実は、私にも、あなたにも、周りの人も当たり前に明日がやってくる保証なんてどこにもない。そう思った時に、今日を素晴らしく生きる選択ができるのではないだろうか。そして私はブログを書く。
もう1つの教訓は「今、会いたい人に逢いに行く」身近な人との時間を大切にする。憧れの人に会うのも良いが、今ある幸せを作ってくれている人に会いに行こう。感謝を伝えよう。私は、実家に帰る頻度が多くなった。加えて、ご先祖のお墓参りにも定期的に行くようになった。
さいごに
明日が当たり前に来ると思わず、1日を生きられるか。当たり前の日常がいつまでもつづくと思わず、今日を素晴らしく生きる選択をする。会いたい人には逢いに行く。身近な人との時間を大切にし、感謝する。
最後までお読みいただきありがとうございます!
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