忙しかった会社員時代には知ることができなかった、どこかで活躍する友人・知人を巡って縁を深める企画。Every day縁日。実際に訪れて、お話して、素敵だな!と感じた体験レビューを紹介しています。今回はテノール歌手の歌声を聴きに行きました。
2025年がスタートして4日が過ぎたころ、新年ムードの中、テノールコンサートに行ってきました!これまでの人生の中で、オペラ含めクラシックなコンサートに行った記憶がほぼ無い私ですが、はたして楽しめるのか?ドキドキしながらの初鑑賞。場所は渋谷文化総合センター大和田伝承ホールの夜の部に参加してきました。
【レビュー】テノールまみれのニューイヤーコンサート Vol.8
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場所:渋谷区文化総合センター 大和田伝承ホール
日時:2025年1月4日(土)
公演:第1回13:00開演(12:30開場)
第2回18:00開演(17:30開場)
チケット:4,500円(一般指定席)
3,500円(桟敷自由席)
第一回、第二回通し券:合計金額より1000円引き
チケット情報:https://www.gettiis.jp/event/detail/101450/H32027
8人のテノールが聴ける贅沢なステージ
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先に書いた通り、初鑑賞でドキドキでしたが、大満足のコンサートでした!昼にたまたま友人と遊んでいたため、友人の分の当日券を買い求め、一緒に観ることに成功しました。一般指定席と桟敷席で少し離れましたが、両サイドにある桟敷席は、ゆったりした作りで、鑑賞しやすそうでした。自由席の埋まり具合は2割り程度だったので、狙い目かもしれません。私は、事前にチケットを知人にお願いしていたため、一般指定席から楽しみました。大満足だった理由を記事にまとめていきます。
公演中の撮影はおおむねOK。演奏を遮る撮影はNG。フラッシュも禁止。
声は楽器として紹介する文化に感激
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通常のコンサートに行ったことがないのですが、テノール歌手は1公演に1人か2人ではないのでしょうか?「テノールまみれ」は、8人の歌手の歌声を聴くことができる特殊なコンサート。次の歌い手はこの人!と紹介する時、気になる紹介のフレーズを耳にしました。
次の演奏は〇〇さんです!
おや?演奏…?「次の演奏は…」と続くと、頭が勝手に「楽器」をイメージしました。しかも大人数の楽器隊を想像してしまう。ですが、出てくるのはテノール歌手。人です。このあと、歌を聴くと一発で理解できるのですが、マイクが無い生歌で、空気が振動する。身体全体を使って発声する。「そうか!」声を楽器として捉えているのか!と理解でき、その文化に感激しました。
一人一人、個性的な歌声
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もしかしたら、学校の課外授業で、テノールを聴く機会があったのかもしれません。自分でお金を払って、聴きに行くのは、今回が初。楽しめるのかな?と不安でしたが、そんな心配は不要でした。個性的な歌声の8人を聴き比べるのが楽しい!テノールのイメージは内にこもった声だったのですが、頬を貫通するほど、声が前に響く方や、高音の響きが素敵だなと感じる方、高音が斜め上に響く感じの方、どっしりとした声の方、とにかく楽しそうに歌ってくれる方。それぞれ、歌声に特徴がありました。
8人も聴き比べると、おおよそ自分の好みが出てくるようです。素人の私にわかりやすく、特に惹かれたのは、新堂さん、川出さん、吉田さんの3名。デュエットで推しが出てくると、これまた嬉しい。そんな楽しみ方をしていました。
懐かしの曲に表情が緩む
このコンサートのタイトルが「テノールまみれのニューイヤーコンサート Vol.9|~年の初めからヘビー(蛇)だぜ~」から、なんとなく察する事ができたのですが、後半はお楽しみ要素がありました。ガチガチのクラシックではなく、ドラマ主題曲や、懐かしのあの曲!をテノールバージョンで演奏してくれました。
今回の公演、特殊だな!と感じたのは、テノールの8人が仮装して歌うところ。楽しそうにパフォーマンスしている姿に、会場が湧きました。懐かしのドラマ主題歌をプロが歌う。それだけでも満足できそうですが、コスプレまでして観客を楽しませてくれました。いつも応援してくるファンのため、サービス全開、表情が緩みっぱなしでした。集中しすぎたこともあり、当日写真があまりにも少なすぎたため、他の方のブログを紹介します。至近距離のベストアングルが大量!
欲を言えば、9割クラシックにして欲しい。
素直な感想を言えば、私は、人生初のテノールコンサートだったため、クラッシックな曲が聴きたい!と感じました。そう思ったのは、8人のテノールが個性的だったから。8人が大集合して、プロの声を聴き比べられるのは、おそらくここだけ。懐かしの名曲だと、原曲がちらついて、つい比較してしまう。「ここがこうなってて、テノールの歌い方のこの部分が好みだな」と、考えながら聴いてしまう。専門家ではないので、余計な思考でした。もっと、空っぽな状態で「素敵な声!」「美しい歌だ!」ぐらいの感覚で、声を捉えられたら嬉しい!と感じました。お気に入りの曲は「Nella Fantasia」「聞けよ、ひばり」「タラの歌」でした。新しい曲に出会えると、お得な感じがします。
終演後、さっきまでパフォーマンスしていた歌手と交流ができる
さきほどまで、ステージでライトを浴びていた、あの歌手と交流ができました。これは嬉しい。お芝居だと、熱狂的なファン以外は、演者と交流する機会は無いように思ます。テノールまみれは、演者と交流ができました。一緒に写真を撮ってもらえて大満足。
これで4,500円は破格ではないでしょうか。運営が大丈夫なのかと心配になるぐらい安い。
結局、楽しそうに奏でる声が聴きたい
前半はプロのパフォーマンスに大満足の拍手。後半は内容盛りだくさんで、ドッと笑いが起き、懐かしの名曲を素敵に、軽やかに歌い上げ、拍手、拍手でした。会場が湧いたのは、歌い手が「楽しそうにパフォーマンスしてくれたから」だと感じました。であれば、歌い手の得意な楽曲を聴いてみたい!とも思いました。十八番まみれ。もしかしたら、そういう構成だったのかもしれませんが、この歌い手さんの「この曲を聴きに来た!」と、毎回聴ける場所があると、もっとリピートしたくなりそうです。
そんな事を言っていますが、大満足のコンサートだったため、次回の海老名公演も必ず行きます!
次回開催
2025年7月21日(月祝)海老名文化会館小ホール
出演者リスト
ここからは当日プログラムのリーフレットと演者のSNSなどをまとめています。
大田 翔(Ota Sho)
川出 康平(Kawade Kohei)
下村 将太(Shimomura Shota)
テノまみ終演!文字通りヘビーな公演でした🐍
— 下村将太/テノール (@Shimomu_Tenore) January 4, 2025
たくさんのお客様のご来場、ありがとうございました✨
皆様の2025年が佳き一年となりますよう🙏
よぉし、この一年も頑張るぞぉ🔥 pic.twitter.com/gqPtbCS4au
新堂 由暁(Shindo Yoshiaki)
高柳 圭(Takayanagi Kei)
持木 悠(Mochiki Yu)
吉田 連(Yoshida Ren)
渡辺 大(Watanabe Dai)
プログラム 夜公演・昼公演
夜公演
- マッティナータ(R.レオンカヴァッロ)
- 勿忘草(E.D.クルティス)
- 歌劇『トゥーランドット』より 誰も寝てはならぬ(G.プッチーニ)
- 喜歌劇『微笑みの国』より君こそ我が心の全て(F.レハール)
- ローマのギター
- Nella Fantasia(E.モリコーネ)
- Time to say goodbye(F.サルトーリ)
- II moi cuore va(J.ホーナー)
- 歌劇『不思議の国のアリス』より タラの歌(木下牧子)
- 聞けよ、ひばり(詩:シェイクスピア/訳詩:吉田映子/曲:横山潤子)
-休憩-
- ガラガラヘビがやってくる
- おんがく(詩:まど・みちお/曲:木下牧子)
- 風をみたひと(詩:木島始/曲:木下牧子)
- 大河ドラマ『鎌倉殿の13人』テーマ【インスト】
- ドラマ主題曲メドレー※
- ザ・ピーナッツ恋のメドレー
~恋のフーガ~恋のオフェリア~恋のバカンス~
※ドラマ主題曲メドレー内容
Love so sweet【花より男子】
空も飛べるはず【白線流し】
タイガー&ドラゴン【同左】
LA LA LA LOVE SONG【ロングバケーション】
Dr.Xのテーマ【同左】
空と君との間には【家なき子】
サボテンの花【家なき子】
最初から今まで【冬のソナタ】
Hero~Holding out for a Hero【スクール☆ウォーズ】
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